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クエン酸とは

クエン酸は、梅やレモンなどに多く含まれている有機酸の一種で、これらの果物の酸味主成分です。

 1937年、英国の生化学者クレブス(H.A.Krebs)は、人間が食物を摂取して生命を維持するためのエネルギーを作り出していく仕組み、すなわち生体内代謝の実態をはじめて明らかにし、そこではクエン酸が主役として最も重要な役割を果たしていることを発見しましたが、これは有名なクレブスのサイクル又はクエン酸サイクルの理論で、クレブスはこの発見によってノーベル賞を受けております。

 わが国では、薬学博士秋谷七郎氏(元東大教授)の研究が有名です。博士は、

(1)第2次世界大戦中潜水艦で使用する味噌のカビを防止するためクエン酸の添加を試みたところ、カビ防止の効果以外に乗組員の疲労度が目立って低くなり、健康状態が著しく向上して長時間の潜行に耐えられるようになったことを知り、

(2)また自分でも飲用し、尿中の乳酸量が減少する事実を突き止めた。

これはクエン酸が上記のクエン酸サイクルの活動を促進して疲労素である乳酸の生成を減少させる(薬学雑誌1956 年 76 巻 2 号 p. 111-115)など、クエン酸には疲労回復健康増進に重要なはたらきがあることを 実験的に証明しました

 

クエン酸の特性

 

 化学式 C6H8O7・H2O
 モル質量 210.14g/mol(一水和物)
 外観 白色結晶
 融点 100°C(一水和物)加熱すると無水物となり自家溶解する。
 分解点 175°C
 水への溶解度 133g/100mL(20°C)
 酸解離定数 pKa

pKa1=3.15
pKa2=4.77
pKa3=6.40

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