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技術基盤(研究開発)
研究開発を支える3つの技術基盤
●有機合成技術
長年にわたる染料製造を通じて培った有機合成技術は、研究開発の中核をなす技術です。ヘテロ環の合成技術等優れた技術を駆使して、医薬中間体、感光剤など、数々のファインケミカル製品を生み出しています。
●無機合成技術
錫化合物を中心に、アンチモン化合物、チタン化合物等の金属化合物を製造しています。これらの無機材料は、電子材料、導電性材料、メッキ、窯業など幅広い分野で使用されており、用途開発に力を注いでいます。
●バイオ技術
酵素、微生物を利用する環境にやさしいバイオ技術は、当社のクエン酸製造技術を基礎としています。クエン酸発酵粕を利用した椎茸など、きのこ類の栽培用菌床の実用化に成功。現在は、酒石酸を用いた有機合成、金属分の少ないEL‐グレード有機酸などの研究開発を積極的に推進しています。
研究開発を支える中間実験工場
研究開発を支え、様々な開発品に関する工業化技術の確立を目指すのが、月産数キロから数トン規模までの生産が可能な各種設備・機器を備えた2つの多目的中間実験工場です。第1工場は1985(昭和60)年に、第2工場は1989(平成元)年にそれぞれ建設し、年毎に増強、充実を図っています。
環境と安全への配慮
当社で使用する原材料は、多種多様です。その中には、例えば、塩化シアヌールや二硫化炭素などのように、取扱いに細心の注意を必要とする物質も少なくありません。
研究開発の段階から、製造工程中の作業環境と従業員の安全の確保を考えるだけでなく、地域と地域住民に対する配慮も怠りません。